ビジネスにフレッツを
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フレッツ・グループアクセス事例
新鮮な食材をいち早く調達して店頭へ。バックアップ回線を組み合わせて「フレッツ・グループアクセス」を流通基盤に。
企業プロフィール
商品のスムーズな調達・供給に欠かせない「高速」「安全」なネットワーク
買い物客を魅了する、全国各地・世界中から取り寄せた、安全でおいしい食材の数々。創業して80年以上に渡って、暮らしの「食」を支えてきた株式会社三浦屋(以下、三浦屋)は、その本物志向・安全志向から多くの固定客の支持を受けている。 「三浦屋で販売する食材は、生鮮食品はもちろん、取り寄せに時間がかかる地方生産品が多いのが特徴です。店舗からの発注をいかにスピーディに、確実に処理できるかが、弊社のサプライチェーンネットワークの一番の課題です。」と、総務部IT推進室の荒木寿信氏は語る。東京都内の全9店舗では、在庫が減ってきた商品をハンディ型バーコードリーダで読み取り、発注伝票データをオンラインで本社へ送信。本社で集約後、各卸業者への注文を行う仕組みとなっている。また、店舗からの発注データ以外に、POSレジの売上データ、クレジットカードで買い物をするお客さまの決済データも本社〜店舗間で送受信されており、その通信頻度は非常に高い。
「2002年までは、各店舗と吉祥寺の本社は専用線(ディジタルアクセス64)で接続していました。しかし、多い日には8万件もの発注伝票を受け取ることになり、64kbpsではデータの受け渡しに遅れが生じるようになっていました。」(荒木氏)
さらに、2003年には消費税の総額表示方式に対応するためPOSシステムの更改が必要になったこともあり、ネットワークの高速化を図ることとなった。
そんな時、荒木氏の目にとまったのが、「Bフレッツ」。当初は、「Bフレッツ」をアクセス回線としてインターネットVPNを導入するプランだったが、クレジットカード情報などが外部へ漏洩する危険を考慮して見送った。代わって、白羽の矢が立ったのが、フレッツ網内で安全に通信を行える「フレッツ・グループアクセス」だった。
総務部IT推進室 荒木寿信氏
システム概要図
拡大
バックアップ回線としてISDNを併用し、ベストエフォート型の信頼性を強化
ネットワーク更改当時、小売業界ではまだ「Bフレッツ」と「フレッツ・グループアクセス」による基幹ネットワーク構築例は皆無。「正直、安価なベストエフォート型のサービスで、全拠点で100台以上の端末が稼動するネットワークが運用できるのか?と不安もありました。」(荒木氏)荒木氏は、基幹システムである販売管理システムの開発をはじめ、三浦屋の情報システムの構築・運用を支えるシステムベンダーである有限会社アクロスシステムズの菊池良男氏とともに、NTT東日本と意見を交わしながらネットワーク設計に取りかかった。
菊池氏は次のように語る。「営業時間中に数分間でも回線トラブルが発生すると、店舗の営業に大きな影響が及びます。そこで、本社と店舗にISDN回線を併設し、非常時には自動でダイヤルアップ接続へとルーティングを変更する設計としました。」これによって、費用を抑えつつ、ベストエフォート型サービスの不安要素を解消することに成功した。
実際に運用を始めて驚いたのはその高速性。店舗からの発注伝票のデータ送信が短時間で完了するのはもちろん、クレジットカードの決済データが現場に返ってくる時間が、以前の1分以上から3秒程度にまで大幅短縮された。
「導入後3年が経過しましたが、店舗の改装工事の時に誤って配線が切れてしまった時や回線のメンテナンス工事の時などでも、バックアップ回線に切り替えられるので運用も安心です。とはいえ、想像していたより回線トラブルは少なく、良い意味で見込みが裏切られたとも言えますね。」(荒木氏)また、このプライベートネットワークは、POSシステムの更改にあわせて全店舗に導入した遠隔モニタリングシステムにも活用している。ネットワークカメラを介したリアルな映像により、お客さまの安全確保をはじめ、レジ人員の過不足などを本社で確認することも可能となった。1店舗あたりに必要な帯域は、動画をMPEG-4形式に圧縮し必要最小限のフレームレート(秒ごとのコマ数)とすることで数百kbps程度で十分であるとのこと。
進化を続ける三浦屋のプライベートネットワークは、低コストかつ高速なサプライチェーンネットワークを検討中の小売業にとって、大きな参考となる成功事例と言えるだろう。
(写真右)有限会社アクロスシステムズ
菊池良男氏
※記載内容は2007年3月現在のものです。
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