集合住宅の導入工事と配線方式について
- 戸建ての導入工事と配線
- 集合住宅の導入工事と配線方式
- 光配線工事をご検討中の施工主さま
集合住宅のフレッツ光の配線は、3種類あります。
共用スペースに引き込んだ光回線を各戸で共有する「共同利用方式」には、マンション内の配線によって「光配線方式」「VDSL方式」「LAN配線方式」の3つの方式があります。
ステップ(1) 電柱→棟内共用スペース(MDF室)
NTT東日本 実施
電柱から棟内共用スペースに光回線を引き込み、PT(Premises Termination)に接続します。棟内共用スペースとしては、電話用のMDF(主配線盤)が収納してある「MDF室」を利用するケースが多いです。
ステップ(2) 棟内共用スペース(MDF室)内の配線
NTT東日本 実施
屋外から引き込んだ光回線をPT(Premises Termination)に接続し、PTから「集合型回線終端装置」まで棟内光回線で接続します。集合型回線終端装置は防塵などのためラック内に設置します。 (1)(2)の配線施工や装置設置はNTT東日本が実施し、装置やラックはすべてNTT東日本がご用意します。ラックに関しては、収容回線数や設置場所の大きさによって、様々なサイズを揃えておりますので、詳しくは営業担当者へお問い合わせください。
PTを安定させ壁に傷をつけないようにするために、PTは木板に設置します。
ステップ(3) 棟内共用スペース(MDF室)→各戸
工事不要
一般に「インターネット対応マンション」などと呼ばれる集合住宅で、棟内共用スペースと各戸の間があらかじめLANケーブルで接続されている場合、各戸の中に新たに機器を設置する必要はありません。新たに棟内にLAN配線を施工する場合は、管理組合さま・オーナーさまに用意していただく必要があります。配線に必要な配管は既存のものを利用するか管理組合さま・オーナーさまにご用意いただきます。
ステップ(4) 各戸内の配線
お客さま
各戸内のLANコネクタとパソコン間はLANケーブルで接続します。複数台のパソコンをご利用になる場合には、ブロードバンドルータによる有線接続や、無線ルータを使った接続が必要になります。LANコネクタとパソコン間のLANケーブルは通常お客さまに配線・接続していただきます。