フレッツ・ADSL 伝送速度と伝送損失の関係について
「フレッツ・ADSLの伝送速度」と「お客さま宅からNTT収容局までの伝送損失」との関係について、詳しく紹介します。
「フレッツ・ADSLの伝送速度」とは?
お客さま宅のADSLモデムからNTT収容局のADSL装置までの間(ADSL区間)の通信速度を、 「フレッツ・ADSLの伝送速度」と呼びます 。また、お客さま宅のパソコンからインターネット上のサーバまでの通信速度を、「スループット(実効通信速度)」と呼び、画像をダウンロードするときなど、実際に受信できたデータ量を表します。なお、ADSL区間以外の要因により、「スループット」は「フレッツ・ADSLの伝送速度」よりも遅くなります。
「フレッツ・ADSLの伝送速度」 と「お客さま宅からNTT収容局までの伝送損失」との関係は?
「お客さま宅からNTT収容局までの伝送損失」とは、「電気信号の伝わりにくさ」を示している値で、伝送損失が大きくなるほど電気信号は伝わりにくくなります。
【伝送損失に影響する要因】
- 電話回線(銅線)の距離
- 電話回線(銅線)の太さ、分岐の数 など
「フレッツ・ADSL」は、電気信号によりデータ通信を行っているので、伝送損失が大きくなり、電気信号が伝わりにくくなると、「フレッツ・ADSLの伝送速度」は低下してしまいます。
以下のように、伝送損失以外にも伝送速度に与える影響があります。
【伝送速度に影響する要因】
- 伝送損失の大きさ
- 他の通信回線や放送波からの干渉
- お客さま宅内の屋内配線の状況 など